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一応念のため




080302


目を覚ましたらバレンタインが過ぎて17日過ぎてました。
漸く正気を取り戻したにも関わらず、サイト更新する気が全く沸きません。苦肉の策として避難所を用意いたしました。私はここへ逃げる。
避難所
当面の間は此方から更新いたします。ものぐさの虫に邪魔されてはおりますが、書きたいことは山とあるのです。本当です・・・。
では あちらで。

080119


     

わーい買っちゃったー。あ、あけましておめでとうございます。しくよろしもこと。まあ明けましたとは言え既に半月以上経ってしまっているわけで、今更なにを言うべきことも無いので とりあえず年が明けてから買ったものや年末に買ったけど何となく自慢し損ねてたものに対して語ろうと思います。ていうかポーの一族について語ろうと思います。星新一はまだ全部読んでないし、サケロックに至ってはこれがサントラだったということを知らずに買ってしまったという有様。とても何か書くレベルじゃありません。とはいえ、これから書く(つもりでいる)ポーの一族にしたって、ぶっちゃけ有名というにはあまりに有名すぎる名作なわけで、ネット上にも書評や感想が溢れてる今、私なんぞが何をか書かんやという話なんですが、まあパーフェクトセレクション買うかどうか悩んでる人に有効な体験談にでもなればと思い書かせていただきます。

さて、では出来るだけ短くいいかげんにそれでいて粘着質に内容を紹介させていただきましょう。さっそく表紙を開きますとそこには美しいカラーページが中表紙合わせて4ページ。Tに出てきた登場人物紹介ページとか、これはまさかテオ?成長したテオ!?えーってことはテオの下にいる子はやっぱりキリアンっぽい?どういうこと?とファンの心引きずり回した挙句放置、みたいな超気になるイラストがあったりします。ほんと何だこれ。全部「小鳥の巣」(T収録。ドイツのギムナジウムが舞台)の登場人物ってわけじゃない?よね?ああ気になる。誰か詳細を教えて下さい・・・・
中表紙は文庫版1巻の表紙に使われている美麗な一枚絵。でかい・・・!これが見たかったの・・・・不機嫌そうなエドガーの眉がたまりません。あと袖が外套の裾のように豊かにてれんとなってるシャツ。襟のレースもまた美しい。もう一枚ページをめくると右に目次、左にはやはりカラーで青い髪に描かれたメリーベルの一枚絵。ああーメリーベル・・・私の中でメリーベルってあんま印象に無いんだけど、それはどの話でもあまりに可愛くて優しくて儚げだからだと思います。イメージが一定すぎて空気。存在に起伏が無いつーか。でもそんなメリーベルがいつになく黒かったのが一話目に収録されている「エヴァンズの遺書」。家族と合流する途中で事故に遭い、そのショックで記憶喪失になったエドガーを、エドガーの子孫であるヘンリー・エヴァンズが救う事から始まる一騒動。記憶喪失でありながら、エドガーが自らの名をしっかり名乗るのを聞いたヘンリーは 自分の遠い祖先―オズワルド・エヴァンズの書いた古い遺書を思い出す。そこには「こののちの世代に エドガーおよびメリーベルと名のるものがエヴァンズ家の子孫のまえに現れた場合は 彼らの身分・国籍・年齢いっさいにかかわらず エヴァンズ家の資産すべてを付与すべし」と記されていた。―数日後、合流場所にいつまで経っても現れないエドガーを心配したメリーベルが、エヴァンズ家を訪れる。
これが大まかな「エヴァンズの遺書」のあらすじである。此処までは至って普通なのだが問題はここから先、エドガーの記憶を何とかして元に戻そうとあれこれ画策するメリーベルが黒い。いかなる方法なのか、またそれがどのように黒いのか、そこらへんはちょっと疲れたのでまた後日書こうと思う。速やかに。とりあえずバレンタインよりは前に。(緩い確約)
黒いメリーベルは置いとくとしても、「エヴァンズの遺書」で印象に残るのはやはり冒頭に挿入されているオズワルドの記した遺書の書き出しである。以下に記し、今宵はこれまでにいたします。


     神よ
     わたしたちの生涯は
     多くの生命の上に
     きずかれてゆきます



     わたしはこの世では
     もう死んでしまっているはずの
     二人のことを
     わすれることができません
     わたしの―きょうだい

     まったくバカげているが
     のちの世にたくして
     遺書を一通
     書こうと思います
      ―これは気やすめだ
      ―だけど―


ああ ポーの一族って素晴らしい。


071212


 

おお。ちょっと前にかなり探したけど何処にも無かった(ちょっと嘘)ものが偶然入ったツタヤにあった時の喜び。探すのをやめた時見つかることも良くある話なんつってなんつって!まだちゃんと聞いてないですが、過剰なまでのピコピコ音にファミコン世代のソウルが・・・!いや言うほどゲームもしてませんが。でもこれはちょっと良いですね。可愛い。ここまで見事にポップだと逆に腹黒いんじゃあないか と不安になります。(余計なお世話だ)

公式でちょっと試聴できるようです。しかし今日はほんとはSAKEROCKのCDを借りる予定だったのに・・・全然違うもんを4枚も借りて来ちゃったよ。マハチーン。

071207


昨日書いたうろ覚えな箇所は「買い物中の若〜く見える妻」と「たぶん夫(ふけてるけど)」だった。コンビニで確認。(そこまで・・・)ついでにちゃんと最初から最後まで読んだら、最近息子と歩いてると「彼氏?」と聞かれます・・とか描いてあって噴きました。飯を。ばっかでーくっだんねー!ゲラゲラゲラゲラ(そこまで・・・!)

って書いたままアップせずに置いてありました。何だろう。ちょうどこの頃暫く内田春菊に首ったけで色々調べてました。たまにこういう事があるのですがほんとそろそろこういう痛い人の動向を探ったり追いかけたりすんのやめた方が良いなあと思うんですがやめられません。時々思い出したように発病するんですね。やっいかんいかん(ぺし)ていうか私には書くべきことが山積みなのであった・・・・!!買いました。買わせていただきましたとも。三つ指ついて。



メッシュゥウウウウ、てかごめん、エドガァアアアアアアアアア(うぉおおおおおおう)メッシュはメッシュでとてもよかったんだけどもやはりこの、敵わないと言いますか。思えば初萩尾は中高一貫だったにも関わらず高2になるまで一言も喋ったことのなかった内田さん(仮名)に借りた「トーマの心臓」でありました。そらもうえらい初体験でビシビシと風圧にも似た感動を受けた次に内田さんから借りたのが「こいつら100%伝説」で脱力しながらも授業中必死で笑いをこらえて読みおおせたのを思い出した。今思えば内田さんの漫画チョイスが神すぎる。まあそれは良い。
メッシュで印象的なのはもちろんあのラストシーンもそうなんですけど、個人的に好きなのは「千の矢」。画家を志す若者のエトゥアールがメッシュを絵のモデルとしてアトリエのある実家に連れて行くところから始まる短編。メッシュ2巻にはミロンがふるさとに帰る「耳をかたむけて」や、メッシュが母親と対峙する「シュールな愛のリアルな死」が掲載されていて、内容的な重点はやはりそちらに置かれているんだろうけど(特に「シュールな愛のリアルな死」は最終話だし)このどちらでもない、言ってみれば小休止みたいな箸休めみたいなポジションにある話がとても良い。エトゥアールの母親・マーレはとても美人で穏やかで、まるで天使みたいで、でも禁じられた恋をしている。旦那(エトゥアールの父)は亡くなっているが、その密かな恋は旦那が生きている頃から既に在ったもので、今もなお進行中の様子。メッシュがその家に滞在している頃、偶然にマーレの恋人であるパスカルが其処15年ぶりにを訪ねてきた所為で、またしてもメッシュは一騒動に巻き込まれるのだが まあそれはともかくとして。
言ってみればマーレは未亡人だし、エトゥアールも良い年なわけで、マーレとパスカルには再婚という手段が、全然普通にあるのだ。実家には口うるさい義姉(どうやら双子)がいるにはいるが、無視出来ない。という程でもないんだし、お互いほんのちょっと思い切ればいくらでも密かな恋をまっとうな愛として、貫く道は用意されているのである。が、マーレはあくまでやんわりとその道を拒む。「だめねわたしって 八方美人ね 自分のいいとこだけ見てたいの」「あなたと結婚したりしたら・・・自己嫌悪にどっぷりひたりそう・・・・・」
ここで「私には家族を捨てることはできない、だって息子に申し訳が立たないわ」とか「夫に顔向け出来ません」とか言わず、あっさり「自分の汚い醜いとこなんて自分自身が耐えらんない。いい子ちゃんでいたい」と断言しちゃうところがこの女の凄いとこだ。恋人の前ではこんなことぶっちゃけておきながら、自分の不義を幼き日の息子が既に知っていたと分かると、息子に涙ぐみながらこう言うのである。「エトゥー エトゥアール おまえがそんなに・・・・傷ついていたなんて・・・わたしは どこへも行きません ここに残るわ おまえの気持ちを忘れていたわ」「・・・・パスカルは?」「パスカルのことは いいのよ」「ど どう どうして あ あ あんたは あんたが行きたいのなら」「いいの・・・いいのよ・・・おまえがいやなら」ここまで聞いてエトゥアールはキレる。私もキレた。息子の事なんて微塵も考えてないくせにまー良く言うわ・・・第一「忘れていたわ」って!!15年もかい!!(裏拳)

エトゥアールの「あんたが行きたいなら・・・」に続くべき言葉は、決して「行っても良いんだよ」じゃあないのである。「好きにすればいいじゃない」・・私がエトゥアールならそう続ける。口調も激しいそれではなく、淡々と。「なんでえ。絶対行った方が良いよ。後悔するって。」みたいな感じかもしれない。 でもマーレは、途中で潰えたエトゥアールの言葉にこう付け加えて解釈した筈なのである。「行きたいのなら・・・行って良いよ。母さんと別れるのは悲しいけど行って良いよ。母さんの幸せは僕の幸せ・・・・」まあこれほどではなくても、ニュアンス的にはこう受け取ったに違いない。違いあるまい。
親子の断絶、というのは萩尾望都が良く描くテーマだけども(ていうか必須かもね)その殆どは報われない、修復しえないまま物語が終わる。お互いの間に溝は残ったけど、それはそれとして。みたいな。なんというか修復とか相互理解ではなく、「認知」といった具合か。親と自分との関係性、その対立、相違を「まあこういうもんもあるよね。仕方ない。」みたいなテイストで理解して次に進む。という。私たちは分かり合えなかったけど、今でもあんたのことは大嫌いだけど、三回くらい生まれ変わってもう一度出会ったら仲良くできるかもね、みたいな。(分かりづらい)そんな中でこの断絶は最も軽い類の断絶だと言って良い。何にしろエトゥアールは想いを母にぶつけ、そして母はそれを受け取り理解したのだから。「出てけ!ぼくのことを口実にぼくをしばるな!好きにすりゃいいんだ!」母にこう言うことができた、言ってあげられたエトゥアールは良い子だ。だからマーレも息子を愛したまま、パスカルの求婚を受け入れることが出来たのである。それは形だけ見てしまえば修復でも相互理解でもなかったかもしれないけど、この親子は確かに分かり合って、お互いに感謝しあって別れたように見えるし だからこそこの物語の最後でエトゥアールもメッシュも(ついでにエトゥアールの彼女も)天使の輪を頭に乗っけているのだろう。大げさではない、ささやかなハッピーエンド。しみじみと良い話である。
それにしてもこの顛末を殆ど目にしていながらエトゥアールの意図を全く理解せず「何でエトゥーはきゅうに怒りだしたんだ せっかくのきみの心くばりを・・・」なんて言ってるパスカルはちょっと馬鹿だ。マーレ男の趣味悪いなー。また離婚して実家に出戻ってきたりしたら、ちょっとマーレのこと好きになれるんだけどな。まあどうでもよいことです。ポーの一族についてはまた今度。

071112


まー言いたいことはたくさんあるんですがね!!

 久しぶりにフィールヤング(祥伝社?)を立ち読みした。コンスタントに読んでた頃はかなり前になる。当時から知ってる連載はサプリとパリパリ伝説くらいかなーあ、あと夫すごろく。(ブハッ)もう安野モヨコもモンパトの人もいないし、読む価値無いかなーパリパリはまとめて単行本で読みたいし・・・って感じになってからこっち、手にも取って無かったんだけど偶然目にしたのでぱらぱら見てみた。んだけど、何かもう、やっぱり酷かった。おおたうには下手糞なイラスト晒してるわ、桜沢エリカは未だに育児漫画で食いつないでるわ、小池田マヤの連載もあいかーらず男だか女だか分からないバイセクシャル持ち出してて気持ち悪いし(前の四コマは割りと好きだったのに)何かあの雑誌の緩さが悪い風に出ちゃってるって感じだった。ビシッと締めるカリスマが不在だから・・・サプリじゃ力不足だし。
そんなかで、個人的に一番気持ち悪かったのは内田春菊。あの人未だに子供ネタ(および旦那ネタ)でエッセイ漫画なんてもん描いてんのか・・・!!フィールヤングってそもそもこれ系多すぎないか?だらだらと育児垂れ流し、みたいな。パリパリは面白いから良いけど。
まあそれを言うなら夫すごろくも桜沢エリカもそうなんだけど、内田春菊のが特に気持ち悪いのは、未だに「自分が女」ってことを言おうとしてるところなんだよな。と思う。家族ネタでマンガを描くということは要するに自分は「おかあちゃん」なわけで、でも春菊はそこにはまる事を未だに拒んでいる。子供の話を書きながら「旦那とは籍を入れてないから夫婦じゃない。母ちゃんとか父ちゃんとか呼び合うなんてもってのほか。」とか、妙なところで悪あがきをしているんだけども、その悪あがきがまあ一言で言っちゃえば気持ち悪いんである。誰もおかあちゃんに「女」としての部分なんて求めてねーっつのに。男と女ごっこはそれこそ籍入れてない内縁の夫との間でやれば?って話である。まあ内田春菊っていうキャラクターがそもそも女である部分を捨てたら成り立たない性格してるんだろうから、難しいのかね。それならそれで出来る事だけやっときゃ良いのにほんと自己顕示欲ってままならないもんです。(やらしい言い方)
で、この人のマンガの何が気に障ってこんなやらしい言い方をするかといいますとね、自分と旦那の関係から世の夫婦たちについての話が出てくるんだけど この中で内田春菊は「時々スーパーとかで見るけど、お互いのことを「パパ」「ママ」って言い合う夫婦って何!?」(うろ覚えだけど)と書いてるんです。それだけならまだしも、添えられたイラストには「若く見える妻」と「老けて見える旦那(若いんだろうけど)」とわざわざ字で書いてあった。(やっぱりうろ覚えだけど)

何かさあ・・・・・これ わざとだろ。

まあ、読者それぞれ思う事はあるだろーから、みんながみんな私のように考えるかはともかく。ちょっとこの描き方は読者を馬鹿にしすぎなんじゃないの。と私は思った。若く見えるって何?実際は若くないとでも?老けて見えるって何?おしゃれに興味ないダサい旦那って言いたいのか?邪推でしょーか、これ。でも引っかかるんだよなあああ。お互いをパパ、ママと呼ぶその神経が分からない!とまで言うのはまあ 良いだろう。そういう人もいるかもしんないし。表現の自由ってやつだ。多分。でもあの描き方はさあ・・・ちょっといただけないなあと思うのだ。別にフツーに若くてお洒落な夫婦だって、お互いをパパとかママとか呼ぶだろう。何かこの人の描いた「パパ」、サンワリ君みたいだったもん。ある種差別的っていうか、すーっごい見下してるんだなあ。っていうのは分かった。こーいう人がさらっとこーいうのを描いちゃうのが、エッセイまんがの怖さだなあ。だってエッセイまんがって面白くなくっても良いんだもん。まんがって、(きわめて広い意味で)面白いこと、が第一義であるからこそ成立するもんの筈だったのにね。だらだらと昔とった杵柄で名前だけは知られてるような作家が日常垂れ流して金稼ぐんじゃあ、ちょっと問題じゃないの?と偉そうに思っちゃった次第です。ああいやだいやだ。

メッシュUとかその他色々についてはまた今度書きますから見捨てないで下さい。私、気持ちよいものも書けるのよ!ほんと!今日はたまたま!(うそ臭い)

071027


どうしても見つからない本が母校の大学図書館にあるみたいだったので、会社帰りに寄って来た。まあ距離的にそう遠いわけでも無いんだけど、ただでさえ疲れている身にキャンパスのキラキラした空気は沁みたわ。数年前には自分も此処に居たなんて信じられませんでした。なんて殺伐とした心象風景。見えないけど。(心象だから)
そんで図書館に行ったら何と図書館のおじさんに「卒業生の図書館利用には利用者カードを作る必要があり、そのカードは一週間経たないと出来ない」と言われて愕然。もうめんどくさいから帰ろうかと思ったけどせっかくだし作っておいでと連れに言われたのでそーですね・・ということになりました。何かしかも利用者カード作るために500円の証紙いるらしいんですよこの守銭奴が。証紙買う自販機に向かう途中に凄いでかくて黒い車が停まってて中に運転手がいました。舐めるように見ながら走りました。
でも結構めんどくさいんですよ。申込書に必要事項記入して免許証見せて証紙貼って、で一週間後にはんこを持参するとか何とか。やれやれやっと終わったよ。とへれへれになってたところでおじさんが 「利用者カード、学生証と同じように課金出来ますから」って言うんですよ。えっ・・・学生証・・課金・・!?何それ、今そんなんできんの?超びっくり。の拍子にテンション上がった。そのテンションのままスキップで待ってる連れの下に急ぎました。
あと帰る時にさっきいたでっかい車見たら、運転手が外に出てて、しゃがんで猫撫でてて萌えました。
でも次の日友達(大学の人)に会って課金できる学生証について興奮気味に話したら「私たちが卒業する直前にそーゆー仕組みになったよね」と衝撃の発言。そんな・・馬鹿な・・・・!(うおおおおう)まあでも卒業直前なんて殆ど大学にも行かなかったからなー。ということでこれからちょこちょこ大学図書館にお世話になるついでに学食とか購買でIC学生証を活用してみようと思う。大学生協って物価安いもんねー。

ブクログ随時更新中。そういえば買いましたよ。



メッシュー。あ、Uもそろそろ出たか。買わなきゃ。
もうちょっと退廃的な話かなー。と思ってたんだけど、読んでみると意外に瑞々しいというか。初心というか。(メッシュが)この作品では劇団が舞台の回があったり、メッシュがただひたすら色々な擬態(ポーズ)をとるだけの、台詞もコマもない回があったりして、ああこれ描いてる時きっとモー様はお芝居に傾倒していたのね・・との想像も難くない。バレエの漫画を描いてたのもちょうどメッシュの時期くらいですかね?
萩尾望都の漫画には時々、ビジュアルは驚く程美しかったり、完成されていたりするのに反して メンタルは非常に未熟であったり、不安定であったりするキャラクターが出てくる。本作の主人公であるメッシュもこの部類。「11人いる!」のフロルなんてまさにこのタイプで、女性的なビジュアルと少年のようなメンタリティを持ち、さらにそのビジュアルとメンタルの食い違いがそのまま未熟の象徴である。という設定になっていた。筈。で、そういうキャラクターは大体「保護者」と言えるしっかり者の同級生か、或いは結構情けないながら良い年した大人とセットで出てくる気がする。ってかなりいい加減に決め付けてますけど。そういう流れ、要するに子供と大人が出会い 大人が子供を再教育していく、という。そんでその子供の肉親って結構不在というパターンが萩尾望都の場合は多い気がする。存在してても教育できるような親じゃないとか。(親が子供みたいだったり、ネグレクトだったり)そういえば初期短編集にはかなりの確率で「生き別れの兄弟ネタ」があったけども、後の方(いや、出版年とか良く分からないんだけど)には逆に「再婚によって兄弟になった子供たち」とか「再婚によって親子になった男と子供」とか そういうのが見られた気がする。うーん、しかし別に全部読んだ訳じゃないからなあー・・・いつか全タイトル読破して思うままにあれこれ勝手に言いたいもんです。
ところでメッシュに話を戻しますが、メッシュとミロンの会話に見られるコミカルな雰囲気はそのまま「残酷な神が支配する」に時折覗いたジェルミとイアンの打ち解けた様子、あの緊迫した間柄の中で、何とかしてジェルミを救おうとするイアンと、彼の手を徹底的に拒むジェルミの間にあってして その関係が少しずつ氷解する事を予言するように合間に挟まれる絶妙な会話を彷彿とさせます。仲良しというのでもなく、けれども互いの存在が、生活の中で互いが一緒にいる事が自然になった者同士の、リラックスした会話。こういうものを読むたびに、萩尾望都のネーム(会話と、挿入される詩句も含めて)は素晴らしいなあ。と思う。

071015


えらい目にあったわ!!(第一声)

ごぶさたしております。と書きながら実は以前のアドレスは現時点で死んでおり、現アドレスとなるであろう急拵えの足場も無論誰の知るところとなってないわけで、要するにこの第一声、および久闊を叙す挨拶すべて誰の目にも触れはしないのだと考えるといささかおかしな気分ではありますが、考えてみればオンラインに上げる日記の文章などつづっているその時点では誰も見てはいないわけで、ていうかそんなの別にオンラインに限った話でも無かった。書いたりするもんって大体そうだ。と、やはり久しぶりにあるいはこちらが引く程の律儀さによって毎日もしくは三日おきもしくは一週間に一度など、きわめて定期的に此処を覗く皆様をむらなく漏れなくイラッとさせるグダグダぶりを見せ付けております。いや現時点では見せつけちゃおりませんが、見せ付ける予定でやっております。いや予定してこういうことになったわけでは決してなくいわばこの状況、流れは不可抗力なのですが不可抗力というのはどちらにしろ文責は私にあるのでして、そう考えるとどうもそぐわないような無責任なような。

まあそれはいい。

ともかく何故こういうことになったかというと色々あるのですが、色々というかまー最近我が家ではルーター的なものをかませて接続をちょっとこう変えることになったのですが、その際今まで使ってきたヤフビビの接続を全く使用しないことになり、やむなくめんどくさがりながら解約を電話で申し込みました。が、その際「あ、でもメアドとかホームページその他に使ってるアカウントは残しといてくれないとちょっと困るかな」という旨を伝え忘れ(というか思ったより早く解約が為されてしまい)10月10日眼の日をもってしてめでたく旧アドレスは御役御免、一瞬にして叩き割るビスケットというサイトは消滅したのであります。本当ならばその事実に誰よりも早く気づき、速やかにリンク先の皆さんへ連絡いたし、新アドレスをとにかくどうにかこうにか用意した上でそのURLを伝えることで可能な限り迅速にネット上のコネクションを復活させるのが筋であったのですが、気づいたのはどうやら解約が成立してから優に一週間?弱?経った後だったようで、ブクログを更新し些少ながら某所のログもアップしたところで、いっちょ更新情報をサイトに書き込んでおこうやないか。とようようブラウザのホームボタンを押した次第でして、いや全くこの無関心さときたら恐れ入ります我ながら。ミル姉さんの動画詰め合わせ血まなこで拾い集めてる場合じゃなかった。

とにもかくにも駆け足で此処まで参りましたが、要するに言いたい事はブクログとログブログ(http://例の場所の名前アルファベット7文字で.blog103.fc2.com)更新しましたよ、ということなわけで、ようよう死ぬ気で復帰させてもせいぜい更新情報程度しか書くことが無いならもうブログでいーんじゃねーの?という疑問はそりゃ私の胸に生じないでもないんですがサイトっつーもんはだらだら残しておくよりもきっぱり綺麗にすべてのデータをサーバ上から下ろして足跡を残らず消しオンラインから消滅させる作業のほうが遥かにめんどくさいものであり、ただの日記更新さえ滞っているような面倒くさがりがはなからそんな面倒くさいこと完全にやりおおせられるわけが無いのである。と言いながらそれなら今回のアカウント消滅事件こそがオンラインから綺麗に消え去る絶好のチャンスだったのでは。ということに気づいてしまった私はもう接続を切って風呂入って寝る以外にすべきことなどないわけで、これでまた一歩私の新アドレスを皆々様のお耳に入れるのが遅れるという次第です。一体いつになったら皆様をこのグダグダぶりで苛つかせることが出来るのか。グダグダしながら気が気じゃない昨今です。早く来てください誰か。つまんないから。

070826


バテバテ。

トーマの心臓スペシャルエディションについて書いた途端立て続けにメルフォからレスが!!さすがモー様。この影響力たるや・・・・モー様ってすげー名前だな。改めて。
まーしかしすぐ下で書いてますがほんとに美しいので是非一度手にとってくださいよ。箔押しの表紙も美しければ中に載ってる歴代の表紙絵も美しい。非常に美しい。一巻の表紙はトーマで二巻の表紙はエーリクなんだね・・・・!いいね!表紙のエーリクが被ってるのは麦藁帽子かな?湖畔にてのエーリクかな?いいね!

以下メルフォレス。
>>やもりたん
群青学舎も湖畔にても貸しましょうか?(あっさり)イギリス行く時に持っていけたら良いな!!湖畔にてのオスカーはすっげーかっこよかったですよ・・・トーマ→訪問者→湖畔にて の順番で読むと何だか深くオスカーを理解したと勘違いしてはまり込む。(溝に)
>>はじめまして、「ヨハンナスピリッツ」を検索したらこちらの日記ログが〜の方
わわ!!ご訪問ありがとうございます〜(平身低頭)やっぱりヨハンナ=おかみさん?って思いますよね!私はエーリクとオスカーが食べてたあのパイのレシピとか無いかなーと思って検索した時に「スピリッツのパイ」が出てこなくて、それで不思議に思ったのが始まりでした。しかしヨハンナスピリッツのパイ でも特に引っかからなかったりして・・・メッシュ、気になり度は昔からかなり高いのに何故か手が出なくて数年経ってしまいました。萩尾さんのSF系作品って、トーマやポーに比べてちょっと敷居が高いような気がしません?本格派の匂いがするからでしょうか・・またお越しくださいな!
>>結局、ヨハンナスピリッツのパイは〜の方
というか、上のレスを下さった方でしょうか?情報ありがとうございました〜!!貴重な知識!!グースベリー(セイヨウスグリ)という説もあるようですね。カシスは黒すぐりですっけ?ヨハニスベーレ→ヨハンナスピリッツ っていう読みに目から鱗です!!ありがとうございましたー!!


先週末、同僚に借りた天然コケッコーとピアノの森が面白かったです。全く違うジャンルを一気に読むと頭沸いて楽しいですね。雑食でよかったお。

あ、ログブログ更新しました。

070820


ブログの方にログを上げてみやんした。お暇にゃらごらんやし。へれへれ。

ところでこれやっぱり買っちゃいましたよ・・・フフ・・・。



スペシャルエディション出ちゃったぁあああああああ
しかも2巻にはあの幻の「湖畔にて」がくっついてくるんだぜー!!これは後日談の短編なんですが、収録されてた単行本が絶版でもう手に入らない代物なのだ。それがこの度満を持して復活・・・・すばらしい。すげー嬉しい。それに何と、この短編のおかげでこないだちょろっと書いた私の長年の疑問〜ヨハンナスピリッツの怪〜も見事に氷解したんですよこれが!!これは予想外の収穫!まあその答えが気になる方は実際にこの商品を購入いただいてですね。文庫版のコンパクトさも魅力ですがこっちだと連載時の表紙絵が全部見れるのでやっぱこっちが長い目で見たらお得だと思うんですよ。この時の絵が一番好きって人も多いだろうから。いや知らんけど。少なくとも私はそうです。エーリクの巻き毛のタッチとかほんと美しいから。あとオスカーの足の上げ下げにいちいちキュンときたりするから。もうほんと必見。血を売ってでも買うよろし。

そしてこのスペシャルエディションシリーズですが、第三巻(トーマの心臓Tが第一巻、トーマの心臓Uで第二巻なのね)はというと何と大穴「11人いる!」です。え、ちょ、ポーじゃねーの!?みたいな。ポーは第六巻らしいです。その間に「メッシュ」が入るらしい。メッシュ・・・!超地味・・・いや実は未読なのでこれを機会にちょっと買っちゃおうかなと思ってますよフフ・・・・しかし全九巻かよー!!たけーよ!!(今更超野暮)

070814


こないだ二度目の台湾に行って来たんですが間抜けなことにデジカメを忘れました。写真撮ってまたフォトログに載せようと思っていたのになーーーーーーーー。またとりあえずどっか行ったら写真撮ってアプるのでその時はここでアプしましたおとご報告しますからお暇な方は見てやっていただけるとサイヤイ。ブクログも超スローペースに更新したりしなかったり。だらだら感想書いたり一文字も書かなかったり。興味のある方はアバウトのところから行ってみてください。煙草のアイコンです。
ログの方もバシバシ上げたいんですがなかなかねえそういえば世間はお盆休みですね。迎え火焚いてるかい。なすびは良いやね。きゅうりもいかすね。数年前から我が家はああいうことを全くやらなくなったわけですが、それってご先祖様的には腹立たしいこっちゃないのかしら。おじいちゃんとおばあちゃんは怒ってたりしませんでしょうか。心配です。

070702


せっかくのフォトログなので、去年遊びに行った先の写真もこまごまと載せようかと思ってちまちまやっとるのですが、何か高度なのかつながりにくいのか重すぎるのか結構苦心しております。ゆっくり動いてる写真のうちの一つをクリックするか、画面の下にあるフォルダをクリックして出てきた写真をもっかいクリックすると拡大されてなおかつコメントが見れる筈なのでせっかくだから皆さんコメントも見てください。つかコメント見ないとどこの何なのか多分良く分かりませんよね。私自身よく使い方が分かってないもんで、こんなまだるっこしい説明しか出来ないのが申し訳ないですが 完璧にマスターしたらまた改めて此処で使い方を・・・っていうか私より訪問者様方のがよっぽど使いこなせてたりしてフヒヒ!

それと、今回一緒にドイツへ行った人のブログをここでご紹介しておきます。こっち
映画レビューなどもしてらっしゃいます。文章もテーマも超クレバーでスマート。この人のエントリーを読む度 ああこう書けたらよいのに。といつも思います。ホッホ。 あっ此処からお邪魔する際はくれぐれもお行儀良くね。

070630


ドイツ行った時の写真をどーにかこーにか上げたいなあと思ってはいたんだけどご存知の通り拙宅はCGIすら皆無のクソメタアナログサイトだもんですからいちいち写真貼って貼ってとかってとてもじゃないけど無理だし無駄だなあと早々に諦めてここにしました。これで楽チーン。とか思ってたんだけどいくら何でも写真淡々と上げるだけじゃあ意味わかんないよねえ、とぽちぽち説明らしきものをコメントとして打ってたらこれが結構時間を食って何だこれじゃあ普通に手打ち(!)で延々と貼ってくのとあんま変わらんかったんじゃねーかしら。という結末でした。何が何やら。

折り良いので先日話した群青学舎 2巻 (2)の話をします。純粋に好きなところを。えーーーーーーーと、今2巻しか手元に無いので2巻の話だけします。1巻の方が割合的に私の好きな話多かったです。でも手元に無い。(いーかげん)
2巻で好きなのは何といっても「ニノンの恋」であります。美しい魔女二人から「ブス」と呼ばれつつ面倒を見てもらってるニノンという名の女の子は、名も知らない一目ぼれした男の子に宛てて毎夜手紙を書いているのだけど 何しろ自分に自信が無いので渡せない。ただひたすら引き出しにプールされていくばかりだったその宛名の無いラブレターを、魔女はその宛先―ニノンが恋した男の子(のポケットの中)へ、強引に送りつけてしまった。無事ニノンはラブレターを回収できるのか、そして恋の行方は?・・・という・・割とっていうかゴリゴリのベタネタ。で、この入江亜季という人の画風がまたベタな話によく似合う絵柄なのです。ちょっと昔の少女漫画といった感じ。でもこの人の絵はちょっとディティールの描き込みが凄いので、背景ひとつで世界を喚起させるというか、ものすごい説得力を持った絵なのですな。だからこそ魔女とか魔法とか、そういった特殊な世界観が浮いてこないんじゃないかと思う。ニノンが夜中、机に向かって今度こそ渡すためのラブレターを描くコマがあるんですが、そのコマでニノンは大きな椅子にクッションを二つ重ねて座って、やはり大きな机にしがみついてる。これを見た時はぁああこの人は凄いなあ。と思いました。子供用に小さい椅子を描くのは凄く簡単なことだろうけど、そうじゃないんだろうなあこの人の描きたい世界では。凄いなあ。
あと魔女のキャラクターが良かった。先日私はこの人の描く大人の女が大嫌いだといいましたが、この魔女たちは珍しく好き。きっと意地悪だから良いんだな。私はこの人に魅力的な女性を書かれるとたちまち駄目です。長所と短所が矛盾してんだもの。「北の十剣」の、戦に加わり敵兵を射殺す事も辞さない凛々しい姫は好きな男の前だとモロ乙女で何か萎えた。先日も言ったピンクチョコレートの三也子はマイペースで何考えてるか分かんないのに恋人の春日君に会えないだけで涙するし、しかも会社に押しかけてまで会いに行くし←つか漫画読んでこんな事にイライラすんのは、現実の常識で登場人物の性格を推し量っているようで間違ってるとは自分でも思うけど、別に私はこの行動が非常識だからイラッと来るのではなくこの流れにとてつもない「媚び」を感じたからこそイライラしてるんであって。ってどっちにしても私自身が大人気ないのには変わらないんだけどそんなのは今に始まったことじゃないので良いとして。
何だろう、好きな男に対する時とそれ以外に対する時の態度が違うから腹立つんだろうか。そんなリアルの知り合いにイラッとするような理由で漫画に対してイラッとしたくはないんだが。しかしブスが可愛い。っていうのも考えてみれば少女漫画の王道だなあ。やっぱりちょっと古い人なんだな良い意味で。だから多分これを好きなのは、ちょっと古い漫画も読む人なんじゃないかなあと思うのだ。そういえばニノンはそばかす面の天然パーマであった。うーん 愛すべきベタ。

・・・・は。読み直してみたらやっぱりあんま褒めてない。何でこうなるんだろう・・・しかもこれ読んでない人にはまったく分からない糞レビューというやつでは。いやレビューですらないか・・・思考垂れ流し・・・・?落書き・・・まあ良い。ちょっとでも興味持ったら読んでみるのも良いかもしれません・・・(投げた・・!)
あ、あと私「続ピンクチョコレート」はあんま好きじゃないけど、その中の一コマで いつの間にかアパートの玄関前で飲み会が始まって、少しずつそこに住人や隣人が集まり大宴会となるくだりの絵があるんですけど それは好きです。大いに盛り上がっている一団、少し離れて酒を飲む人、階段にもたれて花を見上げる人、何だ何だと下を覗く二階の住人・・・・いやあ良いです。この絵は好きです。もうその一団の絵は構図的にちょっと奥まっていて、絵としては殆ど見えないんですが そこがまた不思議と良い。何かね。絵が凄く上手いんでしょうね。というか想像が上手いのかもしれません。人が集まってく過程を想像したりするのが。あと、三也子の部屋の絵も凄く良いです。本当にたった今まで、自由奔放なあの女がそこにいたのだ。と思わせるような説得力。つみあがって崩れて稜線を描く本 の山。に、寄り添うように敷かれたラグと布団とコーヒーポットとカップを載せたトレイ。これはおそらく、コーヒーを飲みながら床の上で本を読み、やがてそのまま眠るんでしょう。部屋の奥にはどすどすと育っている木。斜め天井はガラス張りなので、きっとよく日の光が当たることでしょう。植物と本に侵食されまくってる三也子の部屋。しかし壁一面はドレッサーで、あふれんばかりに(しかしぞんざいに)収まっている服服服。ドレッサーの上にはこれまたぞんざいに靴やら帽子の箱が積みあがっている。しかし三也子の性格を考えると着道楽とも思えませんが。春日君と付き合うようになってから三也子なりに頑張ってはりきっておしゃれを勉強したとか。(そして買いまくって満足したとか)いやいやいや絵ひとつで考えすぎ。絶対そんな意味無い。
絵が上手いといえば、「彼の音楽」という話で舞台になってる高校音楽部がまた凄く上手い。ほんとに凄く上手い。部員たちの練習風景とか、あとあの学校にあった棚にズザーと楽譜が凄いラフに並んでるとこ、床に散らばったプリントにファイルに楽器に・・・取材でも行ったんすか、この一枚を描くために。と聞きたくなる。この凄さ・・・
部員の表情も良いです。最初のほうであの大きい・・・テューバ!(ググった)テューバを吹いてる女の子が出てくるんだけど、その子がまた凄い仏頂面。こう、眉毛が太くて黒い髪で天パで・・・いた!こういう子、いた!音楽部に。しかも確か、この楽器を吹いてたよ!・・・と思わず快哉を上げる程のリアリティ。そうそう。なんだかデカい楽器を扱う人はこういう感じなんだ。逆にスマートな、クラリネットとかバイオリンとか担当の人はスマートでやさしそうだったりして・・・あ、これ偏見ですね。侮辱ですか。いや単なるイメージですよ・・へへ・・。
まあそれにしてもね、こういう上手さをね、ぜひ読んで分かって欲しい。と。そして願わくば私とまったく同じところで快哉を上げてはくれんだろかと。そう願ってこれを書いたわけです。まあ、だから結局好きなんですよ。好きです。分かっていただけましたでしょうか。いただけましたかって、そりゃ、この長文を見りゃどなたさんも一目瞭然だろうとは思うんですが、どうもこうも。まあとにかくちょっと読んでみて下さい。だまされたと思って。私はだましませんが。(サカキバラ・ゴウ風)

070626




へいご無沙汰。

群青学舎 2巻 (2)が出てたので購入した。いやぁー、この人はすごいねえ・・・・セルフプロデュースが上手いというかマーケティング能力が高いというか、自分の描ける世界観が一体どんな人間に受けるのか、そんでその人達は一体どんなもんにときめくのか、どういうタイミングで萌えるのかがよくわかってんでしょう。或いは単純にセンスが良いのか漫画が上手いのか。・・・何なんだろう。まあ簡単に言うとかなりあざといですよ。でもあざとくやろうとしながら失敗してる漫画も数限りなくあるなかで、これは多分成功ってやつなんじゃないかと思います。成功してるってことは、つまり面白いってことです。

しかしどこがどう面白いかと聞かれると難しいのだ。良いところ・・・いや絵は上手い。すごく上手い。しかしストーリーなんてものはほぼ無いに等しいわけで、じゃあキャラクターが生きているのか?と言われるとそうでもない気がする。というか私は結構この人の書く女の人が嫌いだ。不思議ちゃんぶってんのが多いんだ。ほんとは美人なのにボサボサ頭で眼鏡かけてすっぴんでオーバーオールに麦藁帽子で彼氏の会社に押しかける「ピンク・チョコレート」の三也子とか、口についたケーキのクリームを拭った彼氏の指を猫のように舐める「時鐘」のエリとか、何か不思議ちゃんぶってるってだけじゃない、もう一個どっかにイラつき所を持っている。気がする。
なんてーか不思議ちゃんぶってる世の中の女性たちというのは、言ってみれば自分自身を変えたくて不思議ちゃんの仮面をかぶってるんだと思うんだけど、先述の三也子やエリは違うのだな。自分の持っている自信ゆえに不思議ちゃんなのだ。つまり「ぶってる」んじゃない。本物の不思議ちゃん。こういうのを俗に「小悪魔」というのでは?と個人的には思う。でもこれが小悪魔なんだとしたら、男が小悪魔に弱いなんてのは嘘だな。とも思う。こういう女が、いかにもどこを見ているのかわからない目できょろきょろぱちぱちしていたかと思ったら不意に無防備に顔を覗き込んできたりして、そんでその距離感にドキッとしちゃって、みたいな展開に男が弱いとするなら、そりゃちょっと男性をみくびりすぎなんじゃないですか。とはいえこういう女がこの人の漫画ではしっかりモテてるわけで、その点から言って私はこの人が書く男ももちろん好きじゃあない。しかも先述の「ピンク・チョコレート」に出てくる三也子の相手役なんぞは大学院上がりで男前だけど無愛想で無口で自炊派で世話好きだったりするのである。もうやってられん。そんな同人設定はどうでも良いんだ。
・・・・なんだかここまで書いて、読んでる人はきっと「嫌いなんじゃないか」と思ってんだろうなあ。でも違うんだ。結構好きなんだ。ただ、なぜ自分がこれを好きなのかわかんないんである。というかこんなこと書くつもりじゃなくてほんと素直に好きなところを書くつもりだったのになあ。何でこうなっちゃうんだろうほんと頭弱いなあごめんなさい。ということで次回は素直に好きな話を紹介したいと思います。いやほんとに好きなんだよ(っかしいなあ)
070606


自分で取ったログなんて最初の方の二つか三つだけだいバーロー!!
あっさりもらったログに手をつけたわ。ていうか自分で取ったのってもう個室で篭ってかましたやつだけだったわ。この衝撃の事実。ちょっとあたいどんだけー!そういうことなのでこれからもどんどんいただいたログを我が物顔でぶっこんで行きます。ログの神たちありがとう。あんたらのもんはあたいのもんです。(ジャイアンヌ)

070602


いっちょ書いたろと思う時に限って貸してたりして 手元になかったりしてやる気なくしてそのまま忘れる。 という流れをエンドレスに繰り返して25年。巡り巡って四半世紀。
四半世紀なんて言い方を最初に始めた奴は何てよけーなことしてくれたんだろうと思うよ・・・世紀なんつースケールで人の年齢数えやがって・・・(あせるやないか・・・)

カップヌードルのCMは大友克洋さんですよー。<拍手
何かCM見てると「あら、金田と鉄男だ。」としか思えないんだけどよく見たらまったく違う話なんだそうです。まぎらわしい。

とりあえず私、明日こそ、美容院、行くよ・・・・・(ここしばらく毎週言ってる気がしてやまない)もう何か人並みの事してなさすぎ。私そのうち男になるんじゃないかな。私のいーかげんさに性別が愛想尽かすんじゃないかな。その時はとりあえず高給取りになって俺たらふく美味いもん食うど!!その宝くじはおらのもんだど!!とりあえずドリアンみたいな体型になってしまうその前に(でもハーベストは欲しいだァーッ)髪切って服買う。もう来月旅行だしそれまでは買い物禁止!とか言ってたけどもうぜんぜん無理そうなので潔く折れるわ。

日記ってこんなもんでしたっけ。(ふとよぎる疑問)


070520


NHKのど自慢でラストに「月光」を歌う若い女が出た場合
決まってそいつは合格するし、なおかつかなりの確率で優勝さえしてしまうんだ。母さん。
070509


ごぶさたしてやす!

前のエントリがもうひとつき前です。光陰矢のごとくすなるにきといふもの。ああ恐ろしい。ついでに悲しい。
ゴールデンウィキにドイツ行って来たんですがほんとあっという間だった。超楽しかった分超早い。もっとずっといたかったのに・・・仕事・・フフ・・まー仕事がなくったってそりゃ程ほどにして帰ってこなきゃいけないのは一緒なんだけど。ああでももっと色んな事したかったお!!結構飛び回ったけど!でも許されるならもっともっと!!精神的にひもじい。(飢えてゐる)
まー悔しいのでまた程ほどに働いて程ほどにお金が貯まったら行きたいと思う。ドイツ。いやさその前に他のところにも色々!何ていうか!!ちょっと旅に目覚めておりますよ最近の私・・・フフ・・・・(うっとうしい)


ところで気まぐれにログ庫的なものを作ってみようかなと思い立ちました。私個人的にはロムラーではなかったのでそんな大層な財産は無いのですが(殆ど貰ったもんだし、それをアップするというのも何だかなあと思ったもので)最近の、ごく最近のもので「良く出来たわあ」と思えるものをちまちまと上げて行こうと思います。というかこれを機会に寄贈してくれよ。みんな。ログをよ。そんでみんなのログ掲示板みたくしちまえば良いじゃない。それ楽しいじゃない。ていうか私確か以前にも此処でログをねだったような気がしますが、何でしょう私一生こんなことやりながら死んでいくんでしょうか。へッ望むところだい!(てばな)

ということで基本的には自分で保存したログしか私アップしませんのでなんとも幅の狭い、というか簡単に言えば似たようなキャラばっか出張ってるログ庫になってしまいそうな予感。あと多分出てる人の許可を得ないとアップしないだろうからますます狭く・・・(おお・・・)
しかし今行方不明(というか私自身が完全に他人)なPCが出てるログで「是非これは皆に読んで欲しい・・・」というログが無いでもないのですが、そこらへんは自分に甘く(!!)柔軟に対処していきたいと思う。でも何かなー。やだろーな自分が知らないうちにネットに上げられてるとゆーのは。うーん。

まーとにかくやってみよう。あ、アドは

http://☆☆☆☆☆☆☆.blog103.fc2.com/

☆に以前我々の場所であったサイト名(古い方)をアルファベット7文字で入れてくれたら行けます。お願いしやーす。つかまだ1個しか上げてないんですけど。エヘ。

しかしあんたも、好きだね〜。(自分に言う)





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